第5章 Plus ultra!!!!!
「んッ!! んんんーー!!」
トゥワイス【ずっと暴れてんな!もっと暴れろ!
少しは休めよ】
トガ【お友達が出来て私嬉しいです】
手脚は拘束されている
眼には布が当てられている
自殺防止に口に何かを詰められているのは
理解出来る
(爆豪くん…近くにいるの?)
「ッ!!…んッ!!!」
トゥワイス【HAHAHA!!!足掻け足掻け!
喉渇かない水飲む?】
(調子が狂うなこのヴィランは…)
トゥワイスとか言うやつ使えるかもしれない…
暴れていた身体をゆっくりと鎮めて
反抗的な声ではなく
訴えるように声をだした
「フッ…!んん!!」
(上手く行けば口を解放して貰える…)
トゥワイス
【やっぱり喉乾いてたのか?
飲ませんがな!ほら飲めるか】
支離滅裂な事を言いながら
口の中にあった異物を取ってくれた
すぐに水が流れ込んでくる。
ありがとうと言うとトゥワイスは
照れを隠すように悪態づいた
トゥワイス
【褒められたって嬉しくねぇぞ!!!もっと褒めろ】
コイツはバカだと確信した
他の奴らが問題だ
気配を感じるの8人
相手をするには多すぎるし
こっち側にリスクが高過ぎる。
そもそも こんな状態では何も出来ない
「あの…目隠し外してくれたり…」
マグ姉【するわけないでしょ】
「トゥワイス…」
トゥワイス【取るわけねぇだろ!】
シュル…
まるで天邪鬼ね
目隠しを外されて敵の位置がわかる
隣には同じように拘束された爆豪くん
スピナー【個性を使ったらどうするんだ】
荼毘【この人数だ
そこまでバカじゃないだろ】
(当たり前じゃないか、
この状況下で視界ジャックを使ったとしても
いっぺんにジャックできるのは1〜2人程度
逃げる算段もない今個性は使えない)
「そこにいるおバカさんとは違いますから」
トゥワイス【全く言われてるぜ爆豪くんよぉ!】
((いや。お前の事だろ!!!))