第4章 Plus ultra!!!!
距離を詰めて荼毘の目を
ジャックしようとしたものの
荼毘は目をつぶっていた
「なっ!」
声を頼りに位置がバレて頭を鷲掴みにされる
荼毘【プロヒーローがこんなザマかよ】
「爆豪君には…手出しさせない…」
トガ【あれ?お楽しみちゅうですか?】
荼毘【血は取れたか】
トガ【1人だけ】
トゥワイス
【3人くらいは取るって
言ってなかったか?!!】
トガ【殺されるのはヤダし
気になる男の子も見つけたのです】
トゥワイス
【もしかして俺の事か?無理お断り!
俺も好きだぜ】
「っ…!!!」
力が強くなっていく
この状況を解決するにはどうしたらいいのか
(さっきのバリアに閉じ込めた奴…)
使えるかもしれないとバリアボムを
手で引き寄せ
荼毘とユキの間に瞬間移動させる
「目をみて────」
荼毘【ちっ…】
トゥワイス
【おお!抜け出せたぜ!間抜けが!】
荼毘はトガを盾にするように引き寄せた
トガの視界を操る事となったが
すぐに解除する。
「っ…!」
荼毘【やっぱり1人じゃキツいか?
仲間がいないと何の役にも立ちやしねぇ】
後ろからその声が聞こえた瞬間
背中に鈍痛が走った。