第12章 HERO!!!!!
ミリオン「ケガの功名というか…
新しい情報を得ましたよね!
治崎には娘がいます!」
その言葉にサーは歩く足を止めた
サー「娘…?」
緑谷「エリちゃんと呼ばれていました
手脚に包帯を巻かれていました…
どうか保護してあげられていたら…」
サー「傲慢な考えをするんじゃない。」
緑谷の言葉を聞いたサーは顔を緑谷に向けて
冷たく言い放った。その声に、その表情に
緑谷は体をビクつかせ、そんな…と呟いた
サー「事を急いては事を仕損じる
現在こちらも他事務所とのチームアップを
要請中だ。焦って追えば益々逃げられる
救いたい時に救けられる程
貴様は特別じゃない。
まず、相手方何をしたいか予測さ、分析を重ねた上で万全の準備を進めなければならない
志だけで救けられる程世の中甘くはない
真に賢しい敵は闇に潜む
時間をかけねばならない時もあると心得ろ」
サーの言葉を緑谷とミリオンは真剣な顔で
自分の行動に唇を噛みながら聞いた。
サー
「今日のところは二人共事務所へ戻っていろ
バブル行くぞ」
サーに呼ばれたバブルガールが
ワンテンポ遅れ返事をして
サーについて行った
緑谷とミリオンはそこに立ち止まったまま
2人の背中を見つめていた。
大きなシコりを残して━━━僕のインターン初日はあっという間に終わってしまった。