第11章 HERO!!!!
パソコンの前に座りメガネをかけた男が
なにやら仕事をしているようだ
秘書「「サー」!!!ホシに動きが…!
って今日も地味ですねオイ!」
サー「報告はげんきに一息で」
秘書「っはい!捜査中の指定敵団体の若頭
ヴィラン名「オーバーホール」
あの「敵連合」と接触があったようです!」
サー「アイツに連絡をしておけ」
柳組 現当主
お爺「…もちろんじゃ
ワシの全勢力尽くして 君たちに協力する」
塚内「ありがとうございます」
お爺「孫娘に…ユキに頼まれてな
少し調べさせたんじゃ
死穢八斎會 若頭の動きをな
やつら なにか企んでおるぞ
警察とはいえワシらと関係が
あると知られれば狙われる可能性が
たかくなる。塚内 覚悟は出来てるか」
塚内「もちろん」
(…ユキが何故そんな情報を
必要としたのか…)
お爺「塚内…これから
孫娘が…ユキが どんな行動をしようとも…
最後まで信じてあげてくれないか…
老いぼれからの頼みだ。」
塚内「……わかりました…」
~寮内にて~
「ラグドール…」
スマホ画面に映るラグドールとユキ
幸せそうに笑ってる姿
その画面をみるたび
心が締め付けられる
この画面に映ってる時みたいには
今のラグドールは笑えていない
拉致されて無事に見つかったと思ったら
急に"個性"が使えなくなっていて
ラグドールは何日も泣き続けたと
虎から聞いている。
そんな時に私は駆けつけてあげられなかった
それとともにラグドールをそんな状態に陥れた
敵がゆるせなかった。
殺してでも仇を取ってやる…
自分の大切な人を
傷つけられたユキの心は
憎悪に侵されていた。
心に黒い墨がさらに広がった。
それはヒーローとしてでは無く
完全に人殺しの目付きだった。