第9章 HERO!!
顔を合わせると2人は
互いの挑発にノリ
敵を目の前にして2人で喧嘩を始めた
轟「お前は"個性"的にも
救助の方がいいんじゃねぇか」
そう言うと炎を敵に向けて放ったが
夜嵐の風によって飛ばされた
夜嵐「なんで炎なんだ!
熱で風が浮くんだよ!」
轟「お前が合わせたんじゃねぇのか
俺の炎だって風で飛ばされた」
夜嵐
「あんたが手柄を渡さないよう合わせたんだ!」
轟「は?誰がそんな事するかよ」
夜嵐「するね!
だってあんたはあの────
エンデヴァーの息子だ!」
その言葉は 轟の怒りに触れた
轟「さっき…から───何なんだよおまえ
親父は関係ねえっ!」
夜嵐「関係あるんだな これが!
ヒーローってのは俺にとって熱さだ!
熱い心が人が希望とか感動を
与える!!伝える!
だからショックだった!」
エンデヴァー「邪魔だ 俺の邪魔をするな」
小さい頃に夜嵐はエンデヴァーに
憧れを持っていた。
エンデヴァーが活躍する場面をみた夜嵐少年
その少年はサインを
求めエンデヴァーに頼んだ
しかしエンデヴァーは
その少年をはね飛ばしたのだ。
その時のその目からは
ただただ冷たい怒りしか
伝わってこなかったんだから!
夜嵐「そして入試の時あんたをみて
アンタが誰かすぐにわかった…」
なにせ、あんたは全く同じ目をしてた
轟「同じだと…ふざけんな
俺はあいつじゃねえ。」
もういい、付き合うなこいつはよくいる
エンデヴァーアンチだ。
試験に集中しろ…────
気を荒立てるな…
親父のことはもえ乗り越えた────
………いや あいつへの嫌悪はまだ……
ダメだ…試験に集中しろ!
夜嵐「あんたら親子のヒーローだけは
どーにも認められないんスよォ────!」
ギャングオルカ
「敵を前に何をしているのやら」
目良「あちゃーー」
頭では試験に集中しなきゃと分かっている
…バスなのに
轟は父親の嫌悪感を拭えず 炎を夜嵐へ
夜嵐は風で跳ね除ける
夜嵐「また!やっぱりあんたは…」
轟(風で…!炎が────!)
轟の炎が夜嵐の風によって飛ばされた先には
超音波アタックで気絶していた
傑物学園の生徒 真堂 揺の方へ炎が一直線に
飛んでいってしまった。
真堂「うっ……」
ダッン!
炎が真堂にあたる直前に緑谷が
フルカウで真堂を掴みその場を離れた
緑谷「何をしてんだよ!!」