第13章 お砂糖を…
不覚にも綺麗だと思ってしまった。
テヤンの曲が未だ流れる中で……
ふと時計を見れば22時を回っていた。
流石に居すぎたか?
でも、ユンギにとって、時間を忘れて話したのは久しぶりの事だった。
「そうかよ……」
彼女の意志を聞き、短く返事をしながらユンギは話したくて、話なそうとするが
少しの眠気が彼を襲う。
まぁ…時間も時間だしな……だからあんな事考えんだよ……こいつが綺麗だなんてさ…
ユンギはうとうとしながら、もう一度彼女の顔を確認する。
止まっていた食事を再開し
やっぱり…整っているよな
…始め見た時は
メンバー全員アイドルか…モデルかって勘違いしたって言ってたっけ……………
まぁ…口調が可笑しいから……すぐ変人にかわったんだけど……
ユンギは彼女との出会いを思い出しながら最後のひと口を口に入れ、…箸をテーブルに置く
、
「ご馳走様…美味かった…」
「それはよかったです!」
短い礼を述べ、彼女に言った。
「なぁ……お前って……不思議な奴だよな?」
「は?」
不思議な奴、ユンギの言葉に彼女は首を傾げたが、
ユンギはそんな彼女の髪ををクシャリと撫でまわす。
本当に不思議な奴…だよお前は、
お前のおかげで、ナムジュンの言った通り、少し、軽くなった気がするよ……
だからきっと……お前は不思議な奴だけど俺達には必要なんだ。