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星のメイク【BTS】

第12章 彼女の居場所


ナムジュンがそう応えれば
彼女は目を見開いた。

どうしたのだろうとナムジュンが顔を除くと
彼女はすぐさま目をそらす……


「っ…な…見つめないでください…驚いたなあ…もう
…慣れないので…やめてください

…奇遇だと思ったんですよ…私もコンビニに行く予定だったので…」

この時、ナムジュンはまるで小動物のような彼女に
可愛いんだな…
とか柄にも無いことを考え、
下にいる彼女を見る。

「…本当に奇遇だね…でも、こういうの慣れてないんだ……よかったら一緒に行く?」

少し面白くなり、もう一度下から除き込めば、

彼女は目を合わせると何処か慌てだした。

「誰かが見たらどうするんです?……勘違いされちゃいますよ!?」

「あははっ…誰も見てないから大丈夫…」
あれ?行かないの?…」

「…………行きますよ……アイス食べたいので…」

素の彼女はどうやら…思ったより…可愛い人のようだ…

ナムジュンはそんな事を考えながら再びコンビニへと足を進める。

彼女は歩きながらチラリチラリとナムジュンを見て、
どうやら何か言いたいことがあるようだ。

「ナムさん……もしかして…気分転換で外から出てきたの?」

「……あははっ…顔に出てたかな?」

「いえ…何となく…そう思いました…」

「そうだね…中々上手く行かないんだよ…作詞とか……メンバーとの関係とか…

だから……サクラギさんの言う通り……気分転換したくてね………」

気づけば、何故か不思議と彼女に悩みを打ち明けていた。
どうして…彼女には語れたのか不思議だったが。
多分、聞いて欲しかったんだ少しでも…誰かに言えば軽くなるきがしたから…

でも、語れたのは…恐らく…セジンの言葉を思い出したからだと彼は思う。



〝 彼女なら君らに何かを与えてくれる〝



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