第11章 車の中で…
「…そんな前……」
「彼女も10代位だったけど…随分強い瞳を持った子でな!
その時……お前らには言わなかったけどさ…
…周りのメイクとか他のアイドルが……お前らの悪口を言ったんだよ……」
「今や……売れっ子なお前らだけどさ…中々そういうの言わない方がいいだろう?言いかいしたかったけど……言えなくて…
だからお前らにも言わなかったんだけたどさ……」
「芸能界には…そういうの多いもんね…」
ホソクはそう少しだけ悲しげに言う。
彼の声にセジンは彼等が彼女にさらに興味を持つような事を口にする。
彼は少しだけでも彼女とのエピソードを知ることでさらに彼女との距離を縮めて欲しかった。
彼女はお前らを最初から…ちゃんと見てくれる最高のメイクだから……
「あはは!でも!ここからが彼女との出会いなんだよ……あの子…関係者席に良く座ってるらしいんだけど…たまたま一緒に座っててな!
…そう言った奴らに……こう言ったんだ」
何を言ったのか気になるメンバー
セジンは久々の彼等の表情に胸が熱くなる。
最近は忙しくて彼等もストレスが溜まったり、バラバラに帰ったりが多くなっていた。
だから…セジンは社長に彼女とのゲームに乗ったって聞いた時…
こいつらの専属になってくれたらと
昔思っていたのを思い出したんだのだ。