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星のメイク【BTS】

第9章 不思議メイクさん


3人が衣装がえする中、彼女は、
先にいた4人を椅子に座らせるが、

メイク2人は仕事をしようとしない…

「あいつらっ!」

ジミンがそう何かを言おうとするが、彼女は、


「そんな眉間にシワをよせたらダメっすよお!」

「なんで!!あいつらを怒んないの!?」

「そうですよ!流石に失礼すぎます!」


ジミンの怒りに後から参加するジョングク…

すると、彼女は先程とは違い真剣な顔になると2人に言った。


「言ったってしょがないっスよ!だって!血筋は変えられないものだし、だから私は腕で示すっス!

誰にも負けない自身あるんすから!メイクならね!」

自信ありげにそう言い、彼女はそのまま、ジンを呼んだ。

血筋は変えられない…
その言葉を聞いた2人は彼女はきっと
幾度となく日本人という事で嫌われた事があるのかもしれない…
だから…気にしないんじゃなくて、彼女は努力をしたんだ。

血じゃなくて腕を見て ……彼女、桜木麗を見て貰えるように……


「レイ……」

「レイさん…」


ジミンとジョングクはそう考えると
彼女の言葉に何も言い返せなかった。
そんな2人を見て、ホソクはジンにそっと耳打ちする。

「…なぁ…ヒョン!
…やっぱりレイちゃんは…凄いよね…
まだ、若いし、日本からたった1人で来てさぁ
俺ね……あの子が来た時、少しだけ…不安になったんだよね……」
「不安?」


「そ!日本人だろ?あの子…だから
…何かされたらとか……怖い人なのかなとか…昔の反日的な考えが少しは浮かんでたから…後は…皆との仲を壊す原因になったら…どうしようかなって………」

「ホソガ…お前…そんな事…でも、仲って言っても…最近は…バラバラだけどな…」

「でも!きっと!俺…レイちゃんなら何か…変えてくれる…嫌、何か新しいものをくれる気がするんだよね!」

ホソクはそう昔のような笑顔で笑っていた。

「ホソガ……」

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