第7章 希望な笑顔
「ねぇ?俺の事もその魅力をひきだしてくれるの?考えてくれるって事?」
入ってきたのは…チョン・ホソク事…
JーHOPE……皆の希望を込められた男だ。
笑顔で彼はそう彼女の顔を覗き込む。
疑っているのか、それとも彼女に歩みよろうとしているのかは、わからない…
しかし、彼女はなんの疑いもなく、何を言ってるんだという顔で……
「当たり前じゃないっすか!だって!私は、1年かもしれないけど……貴方方のメイクなんっスから!」
彼女の言葉に目を見開くホソク…
彼も、別に反日ではないが、少しだけ、日本人に恐怖を抱いた事はある。
昔、小さい頃、散々言われてきた話だ。
幼い子供には当然…恐怖になる事。
だから…彼女に話しかけられなかったし…
何か気まづくて……空気が違う感じがして……不安で、
何時もより、遅く家を出たのだ。
ホソクと同い年のナムジュンは、まだ、来ていない、おそらく、歌詞作りだろう……
シュガ事、ユンギも曲作り…最近は、二人とも上手く行かないようで、苦労している……
早すぎたのかなあ…
ホソクはそんな事を考えていた。
皆…いつしか、バンタンだからと曲を聞き、彼らだからいい曲だと判断されてしまうんじゃないか…と怖くなる。
彼女はでも、きっと…アイドルには興味ないんだろう……
だから…彼女と2人が話しかけていたから、俺も話しかけられたんだ……
「素敵なステージで貴方の本当の笑顔が出せるようにしてあげます!」
彼女が言った言葉に、ホソクは、少しだけ、放心状態になった。
彼女は気づいていたのだろうか、…