第7章 希望な笑顔
昨日、今日から仕事だけど彼女は前から俺達のステージを見ていたんじゃないのだろうか…
「ねぇ……俺達のステージ…見たことあるの?」
「うふふ!やっと聞いてくれたっスね!あるっスよ!って言っても3回くらいしか見れてないんっすよね〜仕事忙しくて!」
「でも、私は…どんなアイドルでも、私は綺麗にするし…笑顔にします!だから!貴方の魅力をひきだして見せるッスよ!ホソクさん!」
彼女は、自身が最近、無理して笑っているのを気づいてくれていた。
だから……少しだけ、JーHOPEじゃなくて、
この子なら……チョン・ホソクとして、俺を受け入れてくれるんじゃないかと考えたのは内緒の話だ。
最近は、メンバー共に仲がいいのは変わらないが、たまらなく、怖くなる時がある。
離れて行ってしまう恐怖、生きずまるのではという不安、止まってしまう事の恐れ、
そんな時も僕は笑ってられるかな……
って、思うんだ…でも、
「アイドルの笑顔や輝きを守るのはメイクの仕事っスから!」
君なら、そんな不安や恐怖を塗り替えてくれるんじゃないか……って……
少しだけど…思うんだよね…
ホソクは笑う彼女に向け、眩しいくらいに微笑んだ。
だから……PD…彼女を俺らの元に連れてきたの?