第4章 彼女のゲーム
「楽しみだなあ!」
「レイさん!楽しみじゃないの!どうするんですか!?」
「エ……どうもしないよ…」
彼女もパン社長同様……余裕げだ。
ため息が尽きないが、本当にどうなるのだろう。
取り敢えず、彼女は今日見たステージでの彼等を思い出す。
ダンス…歌…ルックスもいい……
楽しみだね…君達は私に私の想像以上の色を見せて欲しいものだ。
そして、運命の日、
パン社長はBIG HITで、社長室にバンタンを呼び出した。
入って来る7人は、それぞれ、違った感じで入ってくる。
怒られるとでも、ハラハラしているのだろうが、彼が呼んだのは、あの条件を彼等に伝えるためだ。
「皆…揃ったな…」
「おはようございます!パンPD」
「あ!…今日呼んだのはね!君達に新しい専属メイクをつけることにしたからその子の事で伝えなきゃ行けないことがあるのさ…」
パン社長の言葉に言葉を無くすメンバー
いきなりすぎる…
すると、綺麗な顔をした男が元気よく手を上げた。
彼はキムテヒョン…彼は交友関係が広く、直ぐに周りに打ち解けるタイプだ。