第3章 変人の仕事
取材側が見れば…彼女かと勘違いされそうである。
「ピョル!元気だったかい?」
「ベクオッパ……静かにして欲しいなのね…」
「今日は、なのねが語尾か!…」
そう次に現れたのは、チャンヨルで、
背がでかい為、必然と彼女の頭を撫でる。
彼は日本が好きで、良く彼女に日本の話を聞いたり、日本語を習ったりしているようだ。
EXOと彼女は付き合いが長いらしく、
彼女が心を許すアイドルでは、と言われている。
彼女の歳は不明…
なので、メンバーは、ヌナなのか、下なのかが分からない為、基本、呼び捨てらしい…
本人曰く、年齢は関係ないでしょ…らしい…
やはり彼女は変わっているが、
スタイリストでも、腕を見込まれているからこそ、彼女が選んだ衣装を着ることが出来た。アイドルは
こう言われる。今日のステージ全然今までにないくらい素敵だった。
メイクと衣装がステージと本人に会いすぎて……
と…
彼女は淡々とメンバーを交わし、メイクの指示をだし、1人1人呼び出し、服を決めた。
「やっぱり…レイが選ぶ服が一番だね」
「そうだな…やっぱり…うちの専属になってよ…」
カイとスホはそう彼女が選んだ服を着て言った。
彼女は2人の言葉を聞けば笑顔を向けると、呟く。
「出来ないよ!私は留まらないからね…」
彼女の笑顔に周りは一瞬で赤面をした。
それは、どのグループでもある事で、一部では、女性グループを羨ましがる人もいるらしい…
けど、彼女は留まってくれない…一定の場所にいてくれない…
「寂しい事言わないでよ!僕らはいつでも待ってるからさ!」
ベクヒョンがそう彼女の肩を抱き、話すと、彼女はメンバーに向きなおった。
「EXO!ファインティン!」
彼女はそうして、その場を去っていく。
彼女の後ろ姿に、
彼等や、他のアイドルは、決まってこう返すのだ。
『 「私達…僕達を見てて!」』