第3章 暗闇の恐怖
(ここ、どこだろう…結構時間経ってるよね?)
両手と両足を縛り付けられ、目隠しまでされたは浪人の肩に抱えられどこかへ向かっていた。
(どうしよう…皆には城下へ行くって言ってなかったから、きっとまた迷惑かけてるし、絶対怒られるよね…
帰りたくないな…
かといってこのまま連れていかれて好き放題されるのはもっと嫌だ)
こんな時に現代でいう子供避難所みたいなのとかあれば逃げ込むのに…と考えながらも何とかして逃げようと体をジタバタ動かす。
浪人「このっ、いい加減大人しくしろ!!そんなに殺されてぇのか!?」
大名「おやおや、だめだよ。その女は根城に着いたらたっぷり可愛がるのだからね」