• テキストサイズ

【イケメン戦国】私の大切な人

第10章 ~奪還、そして想い~⭐秀吉ルート⭐



「秀吉さん…勝手だよっ…!どうしてそんなこと言うの…?どうして謝るの…?」

涙を流しながら、力無く秀吉の胸を何度も叩く。


「秀吉さんに謝られたら…私はっ…私の気持ちはどうすれば良いの?」


秀吉「?」


「私だって…ううん、私の方が秀吉さんへの思いが強くてっ…でも、妹だって言われるたび苦しくて…」


お互い、自分の気持ちに気付きながらも、その想いは永遠に一方通行だと勝手に思い込んできた。


秀吉「悪かった…俺のせいで散々お前を苦しめて来たんだな」


「秀吉さんのせいじゃないのっ……私が勝手に想いを寄せて、勝手に悩んで…だから、秀吉さんは悪くないの!謝らなくていいんだから!」


ポロポロと涙を流しながら言うはまるで駄々っ子の様だった。


秀吉「こーら、泣きすぎだぞ。可愛い目が腫れてしまうだろ?」


優しく涙を拭いながら笑顔を向ける。


「ねえ、秀吉さん…」


秀吉「駄目だ」


「っもぉ!まだ何も言ってないよ?ふふふっ」


くすくすっと鈴のなるような心地よい音色で笑い声をあげる。


秀吉は導かれるように両手をの頬へ持っていき、ふわりと包み込むと視線を合わせる。


秀吉「ん。やっぱお前はその顔が一番可愛い」


「秀吉さんのお陰だよ」


そう言うと、秀吉が一番好きな柔らかく、全ての闇を晴らすような笑顔を向ける。




秀吉「、





















愛してる……


















例え許されなくても、もうお前を離せそうにない。

ずっと、俺の隣で笑っていてほしい」



「うん…私も秀吉さんが大好き。

秀吉さんを、愛してる…っ」


ゆっくりと静かにお互いの顔が近付き、お互いの想いを伝えるようにそっと唇を重ねる。
/ 58ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp