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ロリコン王子(絶倫)をドMに覚醒させようとする悪役令嬢の話

第3章 王子よ、ロリータなら誰でもいいんだろう3


「まさか。脅して無理矢理婚約者に仕立て上げると言うのも悪くはないですが……それでは余りにもつまらないですからね。それに私を直接引っぱ叩いたお姫様は初めてですから、つい興奮してしまいました」
「……本当に、嬉しそうですね」
「それは勿論ですとも。やはり私の目には狂いはなかったようです…クリスティーナ・アメリア・アイリーン公爵令嬢。私の婚約者になって頂けませんか?」
「お断り致します」
「言うと思いました、そんなつれない態度がまた愛らしい…さてと。挨拶も済んだ所で一旦帰らせて頂きますね?」
「さっさと帰りやがれ下さい、王子様?」
「っっ!その蔑んだの瞳がゾクゾクする…必ず私のモノにするよ。クリスティーナ…またお会い致しましょう。それではまた…」

寝室を出ていった王子を目で追い、静かになった寝室で一人ベッドに寝転がった。ロリコン王子に目を付けられてしまった。私は逃げられない。今だけ猶予を与えてくれたのか知らないが、今回は婚約者にならず済んだようだ。

「幻滅で嫌われるどころか、私と彼の距離感が近くなったような?レオンハルトの顔、めっちゃキラキラ輝いていたし叩かれて怒る所か…私に欲情しまくりだった。なにあの人…こわぃっ」

どっちに転んでもドスケベバッドエンドじゃないですか、やーだー。良し、私がやる事は一つである。私と年が同じのロリータヒロインを探して運命の出会いをさせれば、ヒロインイチャイチャ(死語)ルートへすっ転んでくれるのではないだろうか。そうか、その手があった!

「アンナ!アンナはいるかしら!」
「はい、クリスティーナ様…どうなさいましたか。王子とは上手く行きそうですか?」
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