第1章 僕の家族
雅「…この世に産まれてはいけない命なんてないんだよ…意味があって命は授かってるんだから…」
翔ちゃんのように生きたくても生きられない命だってある…
せっかく産まれたんだから幸せになってもらいたい…
仔猫達は俺の言葉が解ったのか
『ニャー…』
と一言鳴いて俺の手を舐めてきた
『ニャー…ニャー…』
ショウ「ふふっ…そうだね」
雅「…?何が?」
ショウ「ん?『このお兄ちゃんは凄く良い匂いがするね』って」
…以前ショウにも言われたけど、どんな匂いなんだろう…
ショウ「ねぇ…雅紀…この子達一緒に暮らして良いかな?」
雅「あ…大家さんに言っておけば大丈夫だから、後で言っておくよ」
ショウ「ありがとう雅紀!」
そう言ってショウは俺に抱き付いてきた
こうして俺の部屋には家族が増えた