第1章 僕の家族
ショウ「お母さん…もう結構な歳だったから…この子達を産んで暫くして死んだんだって…で、ご主人は一匹だけ残してこの子達は捨てたんだって…」
雅「何だよそれ…何自分勝手な事を…」
ショウ「雅紀…」
ショウの話を聞いた俺は段々怒りが込み上げてきた
雅「育てられないなら何で産ませたんだ!捨てるくらいなら何で避妊手術させなかったんだよ!」
俺が感情に任せて大声で叫んでいたら
『ニャー…ニャー…』
ショウ「あっ…大丈夫何でもないよ」
雅「ショウ?」
ショウ「…雅紀の言葉を聞いて『自分達は産まれてはいけなかったの?』って…」
あっ!しまった!
雅「ご、ごめん!違うよ!そうじゃなくて、無責任な元の主人の事を怒ってるんだ!」
『ニャー…』
その時、仔猫は俺の顔をじっと見つめていた