第5章 繋がる想い(前)
雅「何?この子野良猫?」
和「そうじゃない?首輪ないし…」
智「さっきからやけに翔くんに擦り寄ってるね」
智くんの言うように、その黒猫は俺の足をスリスリと擦り寄っていた
…相葉くんなら解るけど何で俺?
俺(多分)知らない猫だしな…
そう思っていたら
スタッフ「あっ!この野良猫!何汚い身体を櫻井さんに擦り付けてるんだ!」
そう言ってさっき話をしたスタッフが、その猫の身体を蹴り出した
『フミャッ!』
雅「あっ!何するんだ!」
スタッフ「なにって、野良猫が櫻井さんに…!」
翔「俺なら大丈夫だよ。君…今のはやり過ぎじゃないか?」
スタッフ「…すみません…」
『フーーーッ!』
スタッフは黒猫を睨み付けるようにその場を離れ、黒猫は毛を逆立てて威嚇していた
雅「よしよし…痛かったろ?もう大丈夫だからな」
相葉くんが猫を落ち着かせようとしてたけど、その猫はまだ威嚇していた
…?何だろうこの猫…何でこんなに激しく威嚇してるんだ…?