第1章 僕の家族
雅「一体どういう事?本当にその仔猫はショウの弟?」
ショウ「…うん…」
お腹を空かせている仔猫にミルクを与え、ショウの話を聞いていた
雅「…仔猫がそう言ったのか?」
元猫のショウは猫の言葉が理解出来る
けど…どうやって兄弟だって解るんだ?
ショウ「…この子達2日前に捨てられたらしいんだ。で、聞いたらお母さんの特徴とかご主人とかが僕と一緒なんだ」
雅「じゃあ本当に…」
ショウは無言で頷いていた
ショウ「で…この子達の他にもう一匹いたんだけど、その子は捨てられずに残ったんだって」
雅「何で一匹だけ?」
するとショウは悲しそうな顔をしてうつ向いて
ショウ「…お母さん…死んじゃったんだって…」
雅「えっ…」
ショウの母猫が死んだ…?