第1章 僕の家族
ショウ「あっ!な、何でもないよ!」
雅「何でもないって…今確かに仔猫の鳴き声が…」
『ニャー』
雅「…ほらまた…」
俺がそう言うとショウは少しうつ向いてしまった
ショウ「…雅紀怒らない?」
雅「怒らないよ」
するとショウは上着の中からグレーと薄茶の仔猫を2匹出してきた
雅「どうしたの?この仔猫は」
ショウ「…オジサンのお墓参りに行ったら近寄って来たんだ…」
…って事は野良猫か…?
ショウ「お願い雅紀!この仔猫家において!どうしても僕が面倒をみたいんだ!」
何だ?何でそんなに必死に…
雅「…何か事情があるのか?」
ショウ「…実はこの仔猫…僕の弟なんだ…」
雅「えっ!?」
し、ショウの弟!?