第1章 僕の家族
~雅紀side~
雅「ただいまー…ショウ?」
仕事から帰ったら何時もはショウが出迎えてくれるのに、今日は出て来なかった
部屋中を探したけど見当たらず、ふとカレンダーを見て
雅「ああ…そうか…」
今日は『オジサン』の命日か…
雅「…そう言う事なら今日は俺が夕飯の準備をするかな」
キッチンに向かって冷蔵庫の中を確認していたら
<カチャ…パタン>
…あ、ショウが帰ったのかな?
玄関に向かうとちょうどショウがドアを閉めている所だった
雅「お帰りショウ」
ショウ「えっ!ま、雅紀!?か、帰ってたの!?」
…何でそんなに驚いてんだ?
雅「今日は早く仕事が片付いたから…どうしたんだ?そんなに驚いて…」
ショウ「あ、その…」
雅「?」
ショウの様子が気になったその時
『ニャー』
雅「へ?」
ショウ「あっ!」
突然仔猫の鳴き声が聞こえた