第2章 度重なる事件?
智「どんな事情があるにせよ、いきなり1億なんて無理だよ」
一「…俺達も急なことで…大野グループなら何とかなるかもって思ったんだ…」
翔「その事情って…?」
俺の問いかけに3人は顔を見合わせて
一「…実は俺達ある施設で育った孤児なんだ…」
翔「えっ?」
3人が…孤児…?
一「俺達はもうその施設は出てるんだけど、まだそこにいる子供は何人もいるんだ…」
智「それで?どうして急に五千万も…」
大「その施設が経営難で五千万の借金を抱えてて、返済期限が今日なんだ…」
それで今日中に五千万必要だと…
浩「今日中に返済出来ないと、その施設は経営出来なくなって、そこにいる子供達が路頭に迷うことに…」
和「…ふざけてます」
翔「和也…」