第2章 度重なる事件?
智「で?一体どういう訳でこうなったの?」
翔「…俺が病院に向かってる途中、段差の所で俺の車イスを押してくれたんだけど、突然眠らされてここに連れてこられたんだ」
潤「それってやっぱり誘拐じゃないか!」
智「落ち着けって潤…」
俺の説明に潤が立ち上がってまた竹刀を振りかざそうとしていたのを智くんが止めてくれた
翔「いや、そうなんだけど。目が覚めたらこいつら俺の事気遣ってくれるんだよ」
和「そりゃあ身代金をもらうまでは、人質に何かあると困るでしょ」
翔「そんな感じに思わなくて…で、事情を聞いたら今日中に五千万必要だって言うんだ」
雅「五千万?でも電話では確か1億って…」
一「その…逃亡資金に…」
和「そんなくだらない事の為に五千万ですか!?」
一「す、すみません!」
…あーあ…一樹まで…何か気の毒になってきた…