第20章 優しい死神くん
翔「ほ、ホントはもうちょっと綺麗なんだよ!?ホントだよ!?ただその…」
雅「…解ってるよ…身体キツかったんだよね…」
翔「そ、そう!正直身体キツくて…俺もう駄目だって思ってたから片付けなくていっか…って…」
そっか…そうだよな…
きっと余命宣告もされて…
翔「でもね…俺…心の底では待ってた…苦しかったけど、もうすぐ雅紀に会える…雅紀が俺の魂を取りに会いに来てくれるって思ってたんだ…」
雅「翔ちゃん…」
翔「あれから忘れられなかった…雅紀の事…ずっと会いたくて…俺…」
俺はそのまま翔ちゃんの身体を強く抱きしめて
雅「俺も…ずっと会いたかった…でも俺が会いに来る時は翔ちゃんが死ぬ時だって思ったら、会いに来れなかった…」
俺達はそのまま吸い寄せる様に口付け…
雅「翔ちゃん…俺翔ちゃんが欲しい…」
翔「…俺も…雅紀が欲しい…」
雅「翔ちゃんは俺の事抱きたい?俺は翔ちゃんの事抱きたいって思ってる…」
俺がそう言うと、翔ちゃんは顔を真っ赤にして
翔「…そ…その…雅紀が俺を抱きたいっていうなら…俺はどっちでも…」
雅「…ありがとう…寝室はこっち?」
俺は翔ちゃんの腕を引き、寝室に入った