• テキストサイズ

various story 【気象系BL】

第20章 優しい死神くん


雅「でも、何で俺に人口魂を?」

閻「…お前に引導を渡す為じゃ…」

雅「引導?」

閻「お前は死神としての自覚が全くない!よってお前の死神職を剥奪し、この霊界より永久追放する!」

え…永久追放って…

雅「…俺神魂無くなったからもう死んでるんじゃ…」

閻「貴様は死神になる前に心得書を読んどらんのかっ!戯けっ!」

心得書…って…あの死神になる前にもらった分厚い本の事?

…2ページ読んで寝ちゃったから忘れてた…(全部和に教えてもらったからな…)

閻「死神たる者、人間に感情移入してはならぬ!また、人間を助ける行為をした死神は霊界を永久追放出来る!その為に人口魂を造ったんじゃ!」

雅「ああー!そういえばそんな事和が言ってた!」

閻「納得するなっ!大馬鹿もんっ!」

そっか!それで和はあの時止めたんだ!

…あれ?じゃあ俺は…

雅「…もしかして俺、人間に…?」

閻「そうだ!お前は約束された永遠の命を捨て人間に…!」

雅「ありがとうっ!おっちゃん…じゃない閻魔様!」

閻「…は?こ、こら雅紀っ!まだ話は…!」

俺はこれから人間に…

翔ちゃんと一緒に生きれるんだ!

俺はそのまま閻魔室を駆け出し、人間界に飛び出た…

/ 329ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp