第16章 またまた世界が変わっても(1)
‹トントントン›
翔「…うん…こんなもんかな…」
退院してから2日、たまには俺の手料理でも…と思い、朝食を作っていたら…
潤「…し…翔兄さ…ん?」
翔「ああ、潤おはよ…」
…何だ?キッチンの入口で固まってる様だけど…
智「おはよー…潤どうしたんだ?」
潤「…俺…寝ぼけてるのかな…キッチンでエプロンを着けて料理してる翔兄さんが…」
智「そりゃあ寝ぼけてるな…」
翔「…おいっ!」
智「うわっ!し、翔くん!?何してるんだ!?」
翔「何って…朝食作ってたんだけど…」
潤「ししし、翔兄さんっ!まだ無理はダメだよっ!後は俺が…!」
…この慌てよう…これは俺の身体を心配してるんじゃなくて、この料理を食べる皆を心配してるな…
翔「残念でした。もう出来たよ」
和「おはようございます。どうしたんです?朝から騒いで…」
智「いや…翔くんが朝食を作って…」
雅「…えっ…?」
翔「お、雅紀と和也もおはよー。じゃあ朝飯食べるぞー」
入口で固まってた皆を(ほぼ無理矢理)座らせて料理を並べた
翔「いただきまーす」
智・雅・和・潤「…いただきます」
そして俺の作った料理を皆が一口食べて…
雅「…ウソ…」
潤「美味しい…」
目を丸くして驚いていた