第14章 光の道の先
「はい、オッケーですっ!」
雅「お疲れ様でしたー」
今日は(なんと!)『嵐』の写真集が発売される事が決まり、撮影をしていた
潤「…大丈夫か?翔…」
翔「だ…大丈夫くない…すっごい緊張したー…」
和「何で?雑誌の撮影と同じでしょ」
翔「雑誌の撮影も何時も緊張してるんだよー…」
雅「そういえば翔、何時も強張った表情してるよな」
智「でも、それが可愛いって人気だよね。翔くんは」
…あんな顔が人気なんて…本気で信じられないんだけど…
「次の現場に移動しますので、車に乗ってくださーい」
和「だって、行こうか」
スタッフさんに呼ばれて、横断歩道を渡っていたら
‹カチャン…›
翔「…ん?」
俺の足元で音が聞こえたので立ち止まり、下を見ると
翔「あ…潤くんの…」
俺が『潤くん』から貰い、潤くんに渡した水晶のペンダントが落ちていた
…ペンダント、切れちゃったのかな…?
俺は潤くんに渡そうと、それを拾ったその時
潤「翔っ!」
翔「…え?」
突然潤くんが叫んだと思ったら、俺の視界の隅に車が見え…
‹ドンッ!›
俺は身体に衝撃を受け、そのまま意識を失っていた…