第13章 次元を超えて
翔「…ん…」
うっすらと目を開けると、見覚えのある天井が目に入った
翔「ここ…俺の部屋…」
…って事は無事に戻れたんだ…
はー…とため息をついていたら
潤「翔くん目が覚めた?」
翔「潤…」
土鍋を持った潤が寝室に入ってきて、近くの机にそれを置き、ソッと俺の額に手を添えた
潤「あ、熱下がった?ちょっと計ってみて」
潤から体温計を渡され計ってみると
潤「…うん…36度7分…良かったー…」
そう言ってホッとした表情をしていた
翔「…ごめん…心配かけて…」
潤「そう思うなら早く元気になってね。お粥作ったけど食べれる?」
翔「うん、食べたい」
潤が装ってくれてる間に身体を起こし、茶碗を受け取り口に頬張った
翔「…旨い…」
潤「ありがと…ねえ翔くん、何か良いことあった?」
翔「え?」
潤「いや…気のせいかな…翔くん嬉しそうな顔してたから…」
俺…そんな顔してた…?
翔「気のせい…じゃないよ…これのおかげであったんだ…良いことが…」
潤「…?俺のストラップが?」
俺はさっきあった事を潤に話した