第13章 次元を超えて
潤「えっ…ほ、本当に向こうの世界に行ってきたの?」
翔「うん…びっくりしたわー…まさか魂だけとはいえ、次元を超えるとはな」
潤「向こうの『翔くん』は元気にしてた?」
翔「元気だったよ。『俺』だけじゃなくて皆も」
潤「…良かった…」
そういって潤は俺の身体を抱き締めてきた
その腕は何故か震えていた
翔「潤?」
潤「魂が抜けて…って…下手すると翔くんが…と考えただけで心臓が止まるかと思った…」
翔「あ…」
潤…俺の事を心配して…
それを聞いて俺も潤の身体に腕を回して
翔「ごめん…心配かけて本当にごめん…な…」
潤「翔…くん…」
そのまま俺達は吸い寄せられるように口付けて
翔「潤…お前が欲しい…」
潤「…良いの?」
翔「その代わり、俺の風邪ごと貰ってもらうけどな」
すると潤はフッ…と微笑み
潤「そんなの…喜んで」
翔「あんっ…ああっ…」
潤…こんなにお前の事が愛しい存在になるとは思わなかった…
俺の事も愛してくれてありがとう…
そして向こうの世界の『嵐』の皆…
例え世界が変わっても…俺達は大事な友達…だよね…
~FIN~