第13章 次元を超えて
翔「え…でも何で俺ここに?」
すると智くんはまたスマホを触り
智『今の翔くんから、潤くんが持ってるストラップと同じ波長を感じるよ』
ストラップと同じ波長?
翔「あ…もしかしてこれかな…さっき潤が出掛ける時に置いていったんだ…」
智『ああ、それだね。恐らく波長が合って次元が繋がったんだろうね』
翔「…でも、それだと潤は何時も繋がってるって事?」
智『予測だけど、翔くんは一度次元を超えた事があるから、繋がりやすいのかもね』
そっか…そうかもな
翔「けど、何で智くんだけに俺が見えるの?」
智『これも俺の持論なんだけど、オーラって魂の色だと思ってるんだ』
へー…って…
翔「えっ!てことは俺、いま魂が抜けてここに来てるの!?」
智『多分ね』
ヤバい!早く戻らないと!
でも、どうやって戻ったら良いんだ!?
智『翔くん落ち着いて。翔くんはどうやってここに来たの?』
翔「え…風邪ひいて寝てて、目が覚めたらここに…」
智『なら大丈夫。恐らく目が覚めたら戻ってるよ』
あ…さいですか…
1人焦って恥ずかしいな…
…『俺』の事馬鹿に出来ない…