第13章 次元を超えて
和「大野さーん?どうかした?」
智「何でもない、すぐ行くよー」
と言って、俺の横を通る間際に俺の方に手招きしてきた
…あっちって…楽屋?
とりあえず、智くんの後について行くと
潤「ああ、大野さんもお疲れ。撮影どうだった?」
智「うん、何事もなくいったよ」
そんな話をしてる潤の横には…
翔「うわー…緊張してきちゃったー…」
潤「大丈夫だよ、俺も一緒なんだから」
えっ…えーーーっ!?
な、何で俺も居るのーーーっ!?
驚きのあまり声も出ず、ただボーゼンと佇んでいたら、また智くんが皆に見えない様に手招きした
急いで智くんの側に近寄ると、スマホを見せられた
そこはメール画面だったけど…
『俺達も始めたよ、嵐。まだ1ヶ月だけどね』
そう書かれていた
俺達も始めた…?
それって…もしかして!?
翔「ひょっとして、ここって別次元の!?」
思わず声をあげると智くんはまたニコッと笑って頷いていた
じゃああれがこっちの世界の俺…
一度会って見たかったって思ったけど…
…申し訳ないけど…どんくさそう…
…けど、隣にいる潤の表情…あの時より穏やかになって…
幸せそうで良かった…