第12章 小さなライバル?
その後、翔くんが買ってきた薬を塗った事で料理が出来ず、こりゃ出前とるしかないな…と思っていたら
翔「智くん作り方教えて!俺が作るから!」
智「…はい?」
意気揚々と翔くんが言ってきた
智「い…いや翔くん…それは無理じゃ…」
翔「良いから早く!最初は何したら良いの?」
…あーあ…こうなったら俺も腹くくるか…
俺は横から監修しながら(包丁を握る翔くんの手つきの恐ろしいこと…)翔くんは四苦八苦しながらも、なんとかオムライスを作る事が出来た
…多少不恰好で焦げてるけどな…
けど健太は
健「美味しい!」
翔「ホント?ホントに?」
健「うん!ちょっと焦げ臭いけど美味しいよ!」
…味付けは俺がしたからな…
オムライスを完食して暫くして、健太の両親が迎えに来た
「うわーっ大野さんまですみません」
智「いえいえ」
翔「健太、またな」
健「うん…」
…?なんだ?俺の顔じっと見て…
健「…あ…ありがとう…智兄ちゃん」
智「…お…おう…元気でな健太」
何かくすぐったいな…急にあんな事言われると…