第12章 小さなライバル?
健太が帰ってから翔くんが出してくれたコーヒーを飲んでいたら
翔「何かあったの?」
智「…何が?」
翔「健太、いきなり『オッサン』から『智兄ちゃん』に変わってたじゃない。俺がいない間に何かあったのかと思ってさ」
智「ああ…別に何もないよ」
翔「えー?なになに隠し事ー?教えてよー」
智「えっ…や、やめっ…アハハ!くすぐった…わっ!」
いきなり翔くんからの擽り攻撃に体を捻って逃げようとしたら、体制を崩してソファーに倒れてしまった
そのまま見上げると、翔くんに押し倒された格好になってしまった事に気付き、照れ隠しから
智「…何?翔くん…俺の事押し倒して…その気になったのか?」
と、茶化すつもりで言ったのに…
翔「…かも…」
智「えっ…」
翔くんはそう言って俺の手を握り、手のひらに口付けてきた
智「…しょ…」
翔「今日は俺にさせて…」
智「…ん…」
そしてソッと口付けてきた