第12章 小さなライバル？

翔「じゃあ智くん！早速取りかかろう！健太良い子で待ってろよ」

智「な、なあ翔くん…何でそんな張り切ってんだ？」

翔くん料理全く出来ないじゃんか…

俺がそう聞くと翔くんは顔をほんのり赤くして

翔「さ、智くんと料理出来るのが嬉しくて…」

智「…へ？」

翔「だ、だって今まで出来なかったじゃない…俺いつかは智くんと肩を並べて料理したいな…って思ってたから…」

智「し、翔くん…」

か…可愛いじゃねーか！こんちくしょうーっ！

そんな事言われたら、いくら翔くんがキッチンに立つと、逆に片付かないなんて言えねーじゃないか！

智「わかった！一緒に作ろう！」

翔「うん！じゃあ何したら良い？」

…かといって、包丁持たすのは怖いな…

智「じゃあ卵割って」

翔「わかった！」

…多少卵の殻が入っても問題ないだろ

すると突然後ろから

健「ぼくもお手伝いするー！」

翔「えっ？」

健太がキッチンに駆け込んできた