第1章 僕の家族
あれから1ヶ月が経った
ショウはほぼ毎日、潤のマンションに行っていた
雅「ただいまー」
仕事が終わって帰ったけど、何時も出迎えに来ていたショウが出てこなかった
…まだ潤のマンションに行ってるのか?
俺が部屋に入ると、キッチンのテーブルにショウが座ってボー…っとしていた
雅「…ショウ?」
ショウ「…え?あ、雅紀お帰りなさい!ごめん気付かなかった!」
雅「いや、良いけど…どうしたの?ボー…っとして」
俺が問いかけるとショウはまた項垂れて
ショウ「…最近サトシとカズが、僕が行くより潤くんが帰ってくるの待ってるんだ…」
雅「…へ?」
ショウ「もう僕にかまってくれないんだ…」
…それって完全に親離れしたんだな…
そんな話をしていた矢先
<~~~♪>
雅「あ、電話…って潤?」
ショウ「え?」
潤から電話が入った