第10章 雪から生まれた想い
…何で俺は受け入れてるんだろう…
…雅紀は人間なのに…
雅「…嫌がらないの?潤…」
…嫌…じゃ…なかった…
それどころか俺は雅紀の事が…
潤「…雅紀…頼みがある…」
雅「頼み?」
今なら解る…兄さんの気持ち…
潤「俺の事…抱いて欲しい…」
雅「えっ…な、何言ってんだ!そんな事したらお前の身体が…!」
潤「解ってる…俺の身体は兄さんのように溶けて無くなる…けど、このままでもどのみち俺の命は永く持たない…なら…」
どうせ無くなる命なら…好きな相手と結ばれたい…
雅「潤…」
潤「…ごめん…お前にこんな事頼むなんて…けど…んんっ…」
話をしてる途中で、雅紀から突然口付けられ遮られた
雅「…こんな事…他の奴になんかさせたくない…潤…お前が望むなら…俺で良いのか?」
潤「…俺は人間なんて嫌いだ…でも雅紀は…雅紀だけは…」
雅「ありがとう潤…」
そして俺達はそのまま深く口付け、雅紀は俺の身体を押し倒してきた