• テキストサイズ

various story 【気象系BL】

第10章 雪から生まれた想い


業を煮やした俺は、兄さんを探しに結界の外に出た

兄さん…何処に行ったんだ…

早く結界内に戻さないと、兄さんの身体がもたない…

俺は宛もなく兄さんを探し歩いていた

その時…

潤「…えっ…?」

突然俺の身体を風が吹き抜けていった…

…今の…兄さん…?

駆け抜けていった風に混じって、何故か兄さんの気配を感じた

嫌な予感がして、俺は急ぎその風が吹いてきた方向に駆け出して行った

暫くすると目前に山小屋が見え、そこに駆け込むと人間の男が1人佇んでいた

間違いない…ここから兄さんの気配を感じる…

潤「人間…兄さんは何処だ!!」

智「そんなの俺が聞きてーよ!目が覚めたら着物だけ残していなくなってたんだ!」

着物だけ…まさか…

潤「貴様兄さんと交わったのか!!」

俺が聞くとその男は驚いた顔をしていた

…遅かった…

兄さんはすでにその男の手によって身体を…

何で…何で俺を置いて人間なんかに…

/ 329ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp