第8章 パロっていこう!
智「…で、目が覚めたらここにいたって訳」
俺が一通り話し終わると、何故か雅紀が涙ぐんでいた
潤「…雅紀兄さん?」
雅「うう…だって翔兄が可哀想…誕生日が解らないって…」
翔「…いや…俺じゃないし…」
涙脆いのはどっちの雅紀も同じだな…
和「そういえば、何で翔兄は孤児になったの?」
智「何でかは解らないけど、翔くんが3才位の時に神社に置き去りにされて、寒さと空腹で泣いてる所を潤の両親に保護されたらしい」
雅「ひどいっ!翔兄が可哀想…って、あいたっ!」
泣きながら雅紀が怒りだすと、何故か翔くんが雅紀の頭を叩いていた
翔「お前…むやみやたら可哀想って言うな」
雅「し、翔兄…」
翔「兄さんの話を聞いただけだけど、それで『俺』自身不幸だなんて思ってないハズだ。なのに可哀想だなんて言われたら、それこそ『俺』の人生を否定されたようで辛いだろ」
智「翔くん…」
翔「それと兄さん、『俺』は多分、例え血の繋がりがなくても良かったと思うよ。兄さんのお陰で皆に会えて、兄弟としていれるんだから」
そう言って翔くんは微笑んでいた
『翔くん』と同じで…