第1章 プロローグ
カーテンから漏れる朝日で、目が覚めてゆっくりと頭を覚醒させる。
頭が覚醒すれば、朝食と支度を済まし登校する。
学校に着けば朝独特の雰囲気を持つ廊下を通り、教室で友達と他愛もない話をしてSHRが始まるのを待つ。
SHRが終われば、その日の授業の準備をして先生がいらっしゃるを待つ。
4限目まで授業が済めば、昼休み。
ガヤガヤとしだした教室で、友達と机をくっつけてあの授業は眠かった、この課題は難しいなどとその日のできごとを話しつつお昼ご飯。
午後の授業は睡魔と戦いながら、授業が早く終わらないかと願う。
LHRが終われば、解放されたと言わんばかりに教室に残って友達とおしゃべり。
そんな代り映えのしない私の日常。
でも、そんな日常が私は好きで…変化のない日々に安堵していた。
突然事故に巻き込まれたり、目の前で事件が起きることもなく、平和に当たり前の日常をゆっくりと過ごしていた。
だからきっと、きっかけは些細なことだったのかもしれない。