第5章 おじいちゃんとデートは不在
「潤先輩って他の人には違うの?」
友人1あだなが潤先輩の顔を覗き込む。
確かに、気になる!
「いや、俺は違うつもりはない!
皆にはやたら言われるけど。
え、でも俺怒る時あるよ、ねえ?」
「え、そうなの?」と櫻井さんが私に聞く。
「はい、怒られますよ。スカート短いとか。
ねえ友人1あだな?」
「うん、10時以降に外出するなとか。」
「ぶはっ!!」
相葉さんと櫻井さんが飲んでいるお酒を一斉に吹き出した。
「何それ!お父さんじゃん!」
櫻井さんがツッコミを入れる前で、相葉さんはまだ高笑いしている。
「頼む!!それ以上言うな!」と慌てる潤先輩を見て皆で笑った。
たまにはさやちゃん家以外で こうやって飲むのも悪くない。
ん?
私は携帯のディスプレイがチカチカしているのに気がついた。