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それぞれの選択肢

第5章 おじいちゃんとデートは不在




「あ、結局大野さんは?」


櫻井さんが連絡係の相葉さんに聞く。



「うん、まだ連絡ないよ?」



「もう大野さんも31だからね。
眠たいんじゃね?おじいちゃんだから。」



「潤先輩、そんなこと言ったら、櫻井さんも30ですよ!」


「ちょ、友人1あだな!
話題変えようとしてたのに、見事なまでのキラーパス!」


「櫻井さんは見えないです!格好いいもん。」


「主人公名前ちゃん、やっぱりいい子!」



私と櫻井さんはガッツリ握手を交わす。



「いえ!本当のことです、先輩!」


「何、何なの?
前から思ってたけど、 主人公名前って
翔君にだけ服従してない?」


「松潤!俺も思ってた!
俺には格好いいとか言ってくんな~い! 」




相葉さんはぷうっと ほっぺを膨らませる。




「あ~はいはい。 相葉さん格好いいですよ。
あ、友人1あだなワインきたよ~♡」


「うわっ、ほら!これ!この違い!
松潤っ教育がなってないよ!」



相葉さんが私を指指して潤先輩に告げ口する。


「相葉さん、ムダですよ。
潤先輩、主人公あだなにすっごく甘いから。」


「えっ!?ドS番長が!?俺様なのに!?」


「ドS関係ないわ!」


「いや、潤先輩は私だけじゃなくて、
友人1あだなにも甘い(笑)」



潤先輩は大学時代から すごく優しかった。
ドS番長とか俺様とか 実は私達にはピンとこないあだ名。


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