第35章 開口
ユミル「エレン。あの二人をやっつけてそれで終わりだと思ってんのなら、それは大きな勘違いだ」
ユミルの言葉にエレンははぁ?といい、ライナーとベルトルトはユミルを見た
エレン「敵はなんだ!」
ユミル「敵?そりゃ言っちまえばせ「ユミル!」っ!」
被せてきたライナーにユミルは言葉を切った
ライナー「お前はこの世界に先があると思うのか?そこまで分かってんのなら身の振り方考えろ。お前次第ではこっち側に来ることも考えられるだろ?」
ユミル「信用しろって?無理だな。そっちは私を信用出来ない」
ライナー「いいや、信用出来る。お前の目的はクリスタとアイリスを守ることだろ?それだけに関して言えば信頼し合える筈だ。冗談言っている様に見えるかも知れんが、クリスタとアイリスだけを何とかしたいと言う思いを俺達が受け入れられないと思うか?それとも俺たちよりもエレンの力の方が頼りになるのか?」
はぁ?と威嚇するエレンをユミルは静かに見る