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残酷で美しき世界の中で

第35章 開口


ユミル「知らなかったのか?その割にはあの時お前ら2人ガキみてぇに目を輝かせて見てたよな?あの猿を」

エレン「なんだ、猿って」

ユミル「まぁ、聞け。その猿って言う獣の巨人が今回の騒ぎの元凶だよ。壁の中に巨人を発生させたんだ。目的は威力偵察って所かな?こいつらが目指してんのもそいつの所さ。そいつを目指せばお前らの故郷に帰れるんだろ?」

ユミルの言葉に2人は黙り込んだ

エレン「お前知ってんのかよ!?何を知ってる!?知ってること全部話せ!」

ユミル「待てよ。私にも色々都合があるんだから」

エレン「何だよ?都合って!」

噛み付いてくるエレンにユミルは小さくため息を吐いた
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