第35章 開口
ハンネス「ミカサ!おいミカサ!ミーカーサ!」
ハンネスの言葉にミカサは後ろを見る
ハンネス「少し力を抜け!さっきから先行しがちだぞ?陣形が乱れるじゃねぇか。気持ちは分かる…だが言ったろ?エレンは大人しく捕まってる様な奴じゃねぇって!違うか?」
ミカサは静かに頷く
ハンネス「アイツは絶対に諦めねぇ!だから俺達は焦らずその代わり絶対に行くんだよ!」
ハンネスの中に幼少期の思い出が蘇る
ハンネス「あの時みたいにな!」
『そうそう!あのエレンだよ?ミカサ〜。それに今は多分感情を噛み殺して情報を引き出そうとしてるよ』
アイリスの緊張感のない声にミカサ達は小さく笑った