第35章 開口
エレン「(そういやユミルは何故巨人になれる?俺と同じで何も知らないって訳でも無さそうだが…味方なのか?こいつの考えもよく分からない。元々よく分からない奴ではあったが…)」
エレンはクッと歯を食いしばり、顔を上げる
エレン「(決めたぞ!とにかくだ情報を集める!まず出来るだけこいつらから情報を引き出して、この状況を切り抜ける!その為にも今は…!っ!感情を噛み殺せ!体を修復しろ!)」
バンッと赤い煙弾が上がる
「3時の方向に巨人!煙弾を!」
その言葉を聞いた兵士はバンッと赤の煙弾を撃つ
「右翼後方に信煙弾確認!」
エルヴィン「進路は変えず右翼のみ中央に合流させてやり過ごせ!タイムリミットは日没までだ!極力最短ルートを維持せよ!」
馬と銀狼が通り過ぎると、その後ろからも馬が来る