第34章 追う者
アイリスはそんな2人を抱きしめる
ミカサ「私はただ…そばに居るだけでいいなのに…それだけなのに…」
泣き出しそうな声にアイリスは静かに頭を撫でる
そこに1つの足音が近付いてくる
ミカサ「アイリスも…なんであの時…!」
ミカサから責める声をアイリスは何も言わずただ抱きしめている
アルミン「ミカサ…その言…」
アイリスはアルミンの唇を人差し指に添えて言葉を切らせた
その様子を見ていたハンネスは大きな溜め息を吐いて3人に近づく
ハンネス「ミカサ!気が付いたのか?腹減っただろう?ほら食え」
そう言って銀紙に包まれた非常食をハンネスは差し出す