第34章 追う者
ミカサ「ああ…またこれか…」
アルミン「どこか痛いの?」
ミカサ「いや…頭を強くぶつけたようだけど大丈夫…でも…エレンがアニに攫われた時、私はすぐに追いかけリヴァイ兵長とアイリスと戦って…やっと…それで漸く取り戻せた。でも…5時間も経った後では…」
ミカサは置かれていた赤いマフラーを巻き付ける
ミカサ「ねぇ…アルミン。何でエレンはいつも…私達から遠くに行くんだろ…」
アルミン「そう言えばそうだね…エレンは昔から突っ走って行くんだ。僕らを置いて…きっとそういう星の下に生まれついたんだよ…エレンは」