第32章 戦士
小さな呻き声にエレンはそっちを見ると自力で上がってこようとするライナーがいた
その姿を確認したエレンはライナーの元へ走り手を差し出す
エレン「ライナー、掴まれ」
ライナー「おう…」
ライナーは差し出された手を握り壁の上に上がる
クリスタ「どうか信じて下さい!本当なんです!ユミルは私達を助けるために正体を表して巨人と戦いました!自分の命も顧みない行動が示すものは我々同志に対する忠誠です!これまでの彼女の判断がとても罪深いのも事実です!人類に取って最も重要な情報を黙っていました!恐らく…それまでは自分の身を案じていたのでしょうが…しかし彼女は変わりました!ユミルは我々人類の味方です!ユミルを良く知る私に言わせれば彼女は見た目よりずっと単純なんです!」
クリスタは凛とした声でそう言い切った