第32章 戦士
──休息の為に立ち寄ったウトガルト城跡。巨人の襲撃に晒された調査兵達は窮地に立たされた
しかしその時、突如ユミルが巨人化した
さらに調査兵団主力部隊が駆け付け巨人の撃退に成功した
だがこの戦いはエレン達に大きな驚きをもてなす事となった──
ポツポツと雫が落ちてくると、あっという間に空は曇り雨が降る
赤い旗が立てられ調査兵達は辺りを警戒している
「ゆっくり!ゆっくり引き上げろ」
「慎重に上げろ」
リフトに運ばれているのはユミル
エレン「ユミルのやつは一体どういう状態なんですか?」
「右側の手足が食い千切られ内蔵はスクランブルエッグにされちまったようだ。普通から死んでるってよ」
エレン「普通なら…か…」
エレンはゆっくりと運ばれているユミルを見つめた